ウェアラブルテクノロジーを考える時、フィットネストラッカーやスマートウォッチなどのデバイスがおそらく思い浮かぶでしょう。 しかし近年、企業によるスマート衣類の探求が始まり、その形は変化し続けています。過去には Google社とLevi’s社による、スマートジャケットの発売もありました。

ファッションブランドのTommy Hilfiger社は、「Tommy Jeans Xplore」という、スマートチップが埋め込まれた新しい衣服を発表、この競争に参入することを決めたようです。 この衣服はブルートゥースを介したスマート衣服専用アプリ「Tommy Jeans Xplore」と連携します。

しかし、Levi’s社とGoogle社とのコラボレーションとは異なり、Tommy Hilfiger社のスマート衣服は同社の広告のようなものになりました。「Tommy Jeans Xplore」を着るほどアプリ内でのポイントが貯まり、ギフトカードなどの報酬を得ることができるというのです。

ユーザーは、地図上にハート型のTommyブランドのアイコンを見つけてその場所に向かったり、アプリで与えられるミッションや課題をコンプリートし、ポイントをゲットできます。 基本的には、ユーザーを歩く広告とする目論見、あるいは公式のタグラインに基づいて、「ブランドアンバサダーによるマイクロコミュニティ」を形成するための衣服とアプリと言えるでしょう。 同社の提供を実際、人々が受け入れるかどうかはまだ分かりませんが、おそらくプライバシーに関するたくさんの疑問があるといえるでしょう。

編集部が日本向けに翻訳編集したものです

原文はこちら