スクリーンがあるほとんどの、または全てのデバイスは、スクラッチ(ひっかき傷等、細かい傷)が発生する可能性があります。そのためスクリーンプロテクターは非常に人気のある付属品です。しかしApple Watchの場合、カナダの21歳のDean Lubaki氏は、自分の持つデバイスのスクラッチはApple社に対して訴訟を起こすに値すると判断しました。
特に、同氏はAppls社のApple Watchマーケティングキャンペーンに嫌悪感を覚えていたようです。Apple Watchは「素晴しいスクラッチ耐性」との触れ込みで販売されましたが、同氏によれば、素晴しいスクラッチ耐性からはほど遠く、実際には傷つきやすいと感じたとのことです。
同氏は皮肉なことにスクラッチを引き起こしたのが磁気性ミラネーゼループバンドだと指摘します。「Apple Watchの背面がループバンドを引き付けることで、消費者が何もしていないのに傷がつくのはデザイン上の欠陥。ループバンドを取り外す時に、画面上にスクラッチが発生する可能性がある」。
それに対してApple社は「ループバンドが時計を傷つける事はない」と主張しています。
同氏はApple Storeで交換をしようとしましたが、AppleCareを購入したにもかかわらず拒否されました。その出来事が、同氏がApple Watch EditionとAppleCare +の購入に対して払い戻しを求める小額の裁判を起こすきっかけとなりました。「精神的ストレスと訴訟にかかった取り戻せない時間と費用の損失における損害賠償」を求めて、Apple社を訴追したのです。Apple社はその後同氏に交換品と無料で付属品を提供しましたが、その申し出を拒否しました。
編集部が日本向けに翻訳編集したものです
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