Googleは、中国の”金盾”ファイアウォールによって同社サービスの大部分がブロックされています。それでもなお、中国における新しい戦略を静かに策定しているようです。

同社は、中国のAndroid端末向けに人気のある「Files Go」管理アプリを発表しました。このアプリは、元々安いAndroidスマートフォンがスマートフォン市場のトップに位置しているインド向けに開発されたものですが、最終的にGoogleは世界中のユーザーに対してこのアプリをリリースしたことは大変興味深いものです。

このアプリで第3位のユーザー数を誇る国は米国です。一方で中国のユーザーは何百万人にも達します。実は、「ARCore」と「Google翻訳」の後に中国で正式サービスとしてスタートした3番目のGoogle製品がこのアプリなんです。 同社独自のPlayストアは中国での使用が制限されているため、中国における4つのサードパーティアプリストアを通じてアプリを公開しています。例えばARCoreは、最近提携したXiaomiの協力によって提供を始めています。

このアプリは、スペースが足りない場合に削除する必要があるファイルを提案することで、ユーザーがデバイスのストレージを管理するのに役立ちます。また、インターネット接続なしでも、ユーザーがファイルを見つけてローカルデバイスに共有できるようにします。

今回の中国攻略戦略は、GooglePlayストアの使用を禁止されている他国であっても、アプリの利用状況を把握できるメリットがあります。中国では、TencentとXiaomi、Baidu、HuaweiのApp Storeを通じて配布しています。

編集部が日本向けに翻訳編集したものです

原文はこちら