Lenovoは2026年に開催されたMWC(Mobile World Congress)において、周辺機器ブランドAngry Miaoと共同開発した「Yoga Creative Keyboard AngryMiao Edition」を発表した。高級メカニカルキーボードの設計思想と、LenovoのYogaシリーズ向け機能を融合したクリエイター向けキーボードで、2026年6月に発売予定、価格は259ユーロ(約299ドル)とされている。

このキーボードは、Angry Miaoの人気モデル「ATM 98」をベースに開発されており、最大の特徴は約2.6kgにもなるアルミニウム製の重厚な筐体だ。高剛性のボディによりデスク上での安定性を高めると同時に、タイピング時の振動を吸収する設計となっている。上部には透明パネルが採用されており、内部のRGBライティングを視覚的に楽しめるデザインとなっているのも特徴だ。

キーには静音性を重視したメカニカルスイッチを採用し、長時間の作業でも快適なタイピング体験を提供する。さらに本体はハブ機能も備えており、前面には2つのUSB-Cポートを搭載。接続したデバイス間で高速データ転送が可能となり、クリエイティブ作業のワークフローを効率化する。

デザイン面で特に目を引くのが、キーボード右上に配置された大型の物理ノブだ。このノブはユーザーが自由にカスタマイズ可能で、Webページのスクロール操作や動画・音楽編集ソフトのタイムライン操作など、さまざまな用途に割り当てることができる。動画編集や音楽制作など、細かな操作が求められるクリエイティブ作業との相性が良いインターフェースとなっている。

また、本製品はLenovoのYogaエコシステムとの連携機能を強く意識して設計されている。専用の「Yogaキー」を搭載しており、Yoga Pro 9iノートPCやYoga Pro 27UD-10モニターなどの対応機器と連携。ノートPCと外部モニターの間で音声出力先を瞬時に切り替えることができるほか、両方のデバイスから同時に音声を出力する同期機能も備える。これにより、より広がりのあるサウンド環境を実現するという。

Lenovoは近年、周辺機器分野でも積極的に新しいアイデアを打ち出している。今回のコラボモデルに加え、自己充電型Bluetoothキーボードや薄型メカニカルキーボードなど、ユニークな製品を相次いで投入している。Yoga Creative Keyboard AngryMiao Editionは、その流れの中でクリエイターやガジェット愛好家をターゲットにしたプレミアムキーボードとして位置づけられる製品だ。

重量級アルミボディ、カスタマイズ可能なノブ、USB-Cハブ機能、そしてYogaシリーズとの独自連携機能を備えたこのキーボードは、デザイン性と実用性を兼ね備えた新しいクリエイティブツールとして注目を集めそうだ。