米メタが展開するメッセージングアプリ「WhatsApp」が、iOS版の最新ベータ(26.7.10.74)において大幅なデザイン刷新を実施した。今回のアップデートでは、アップルの“Liquid Glass”デザイン言語に着想を得た新しいチャット入力バーを導入。従来の画面下部に固定されたブロック型レイアウトを見直し、より立体感と流動性を感じさせる“フローティング(浮遊型)”構造へと変更された。

最大の特徴は、チャット入力エリアが画面からわずかに浮き上がったようなデザインに再設計された点だ。これにより、UI全体が軽やかでモダンな印象へと進化。従来のような一体化した背景ではなく、各機能が独立した要素として整理され、視覚的なノイズを抑えつつ操作性を高めている。
具体的には、添付ボタン、テキスト入力欄、ステッカーキーボードのショートカットがより明確に区分され、視認性が向上。さらに、カメラ機能と音声録音ショートカットは個別アイコンとして分離され、直感的にアクセスできる設計へと改められた。これらの変更は、iOSのネイティブUIとの親和性を強め、アプリ全体をより“iPhoneらしい”体験へと近づける狙いがある。
報道によれば、今回の刷新は会話への集中を妨げないミニマルな画面構成を目指したものだという。フローティング要素を取り入れることで奥行きと没入感を演出し、近年のハイエンドiOSアプリに見られるトレンドとも足並みをそろえた形だ。
なお、この新デザインは現時点ではベータテスター向けに公開されている段階で、正式版への展開時期は明らかにされていない。また、デザイン面の改善に加え、プライバシー関連機能や投票機能の改良もテスト中とされており、今後さらなるアップデートが期待される。
























