UGREENは、CES 2026においてNASyncシリーズの最新モデルとなるAIネイティブNAS「iDX6011」および「iDX6011 Pro」を発表した。これらはクラウドに依存せず、ローカル環境のみでAI処理を完結させる点が大きな特徴で、プライバシーを重視しながら高度なデータ管理を実現する次世代NASとして位置付けられている。

iDXシリーズは、従来の「保存するだけのNAS」から一歩進み、データの内容を理解し、整理し、活用できる“インテリジェントストレージ”への進化を掲げている。対象は個人ユーザーやファミリー層だけでなく、クリエイター、小規模事業者、制作スタジオなど幅広い。最大196TBの大容量ストレージ(6基のSATA+2基のNVMe)、デュアル10GbE(最大20Gbps)、Intel Core Ultraプロセッサ、最大64GBのLPDDR5xメモリといった、エンタープライズ級のハードウェア構成も特徴だ。

最大の注目点は、UGREEN独自開発の「Local AI Engine」によるオンデバイスAI機能である。写真アルバムの自動分類、音声メモの文字起こし・要約、アップロード時のファイル自動整理、概念検索が可能なユニバーサルサーチ、保存データを対象にしたオフラインAIチャットなどを、外部サーバーにデータを送信することなく実行できる。これにより利便性とセキュリティの両立を図っている。
上位モデルのiDX6011 Proは、Intel Core Ultra 7を搭載し、さらにOCuLinkポートを備えることで外付けGPUや高速ストレージとの接続にも対応。NASでありながら、AI処理や重い演算を担う“ハイブリッド・ワークステーション”的な用途も想定されている。
価格は先行予約価格として、iDX6011 Pro(64GB)が1,599ドル、iDX6011(64GB)が1,119ドル、32GBモデルが999ドル。3月にはKickstarterでのキャンペーンも予定されており、UGREENはローカルAI時代の新しいNASの在り方を強く打ち出している。




















