Infineon Technologies AGは、産業用および自動車用アプリケーション向けに設計されたクワッドチャネルデジタルアイソレータを発表し、ISOFACE製品のラインアップを拡大しました。絶縁技術の強化に重点を置いたISOFACEクワッドチャネルデジタルアイソレータは、自動車や産業などの分野における最新の電子システムの厳しい通信要件に対応します。
ISOFACE 4DIRx4xxHAファミリは、車載充電器、バッテリ管理システム、インバータ、モータ制御などの車載アプリケーション向けにAEC-Q100認定を受けています。ISOFACE 4DIRx4xxHファミリはJEDEC認定を受けており、再生可能エネルギー、サーバー、電気通信、産業用スイッチモード電源、産業用オートメーション、絶縁型シリアルペリフェラルインターフェースなどの産業用アプリケーション向けに設計されています。

写真クレジット:インフィニオン提供

2.7~6.5Vの電圧範囲で動作するアイソレータは低消費電流を示し、3.3Vの電源電圧で最大1Mbpsの速度で1チャネルあたり最大1.6mAに達します。
インフィニオンのコアレストランス(CT)技術により、アイソレータはシステムノイズに対する高い耐性(少なくとも100kV/µsのコモンモード過渡耐性)と最大5700V rmsの堅牢な絶縁電圧を備えています。このアイソレータは極端な温度にも耐えるように設計されており、車載用タイプは-40℃~+125℃のグレードIの周囲条件で効果的に動作します。

耐久性だけでなく、これらのデジタル・アイソレータは信号ノイズを軽減し、正確なタイミング性能と高電力密度設計の互換性を保証します。ピン間の互換性は電源の安定性を高め、システム全体の信頼性向上に貢献します。このアイソレータは、コンポーネント・レベルとシステム・レベルの認証を受けており、安全認可を合理化し、市場投入までの時間を短縮します。
現在、6つのバリエーションとスターターキットの製品サンプルが入手可能で、残りの2つのバリエーションは2023年第4四半期に予定されている。詳細はこちら→www.infineon.com/digitalisolators