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人と人との出会いを豊かに・新しい出会いの文化を作るプレーリーカード【#prairie】

2023.12.7

皆さんこんにちは。河上純二 a.k.a JJです。
世界を変えるスタートアップ企業にフォーカスした最新レポートをお届けします。第47回目は、かざすだけのデジタル名刺で新しい出会いの文化をつくる株式会社スタジオプレーリー共同代表　坂木茜音さんにお話を伺いました。

プレーリーカードで簡単自己紹介

プレーリーカードの使い方としては本当にシンプルで、カードをスマホにかざすだけ。使っている技術としては、交通系ICカードやタッチ決済で使われる技術を使っています。
スっとスマホにカードをかざすと、URLが表示され、自己紹介のページが相手に伝わるという内容になっています。

一説によると、日本における紙の名刺って歴史が160年以上もあるらしく、江戸時代ぐらいから続いているとのことです。
時代の流れがこれだけ変わってきて、働きかたが変わったり、自分の自己紹介の方法もSNSによって変わったり、所属するコミュニティーも増えるなどいろいろな出会いかたがあるのに、その出会うためのツールが全然変わってないところは、私達にとってやりがいがめちゃくちゃあるなと思っています。

コミュニケーションのありかたをアップデートしていく

一期一会を大切にしたいからこそ、人と人との出会いをもっと豊かな時間に出来ないか、という想いは常に持っています。
もちろん「紙の名刺の課題解決」という観点もあるんですけど、一番の想いとしては「どうコミュニケーションを豊かに出来るか」という観点です。
なので、名刺だけにとどまらないサービスではありたいと思っています。

使って頂いているユーザー様の利用シーンも様々で、スタートアップや個人事業主などの方々はもちろん、他の事例だと、名刺を持ってない学生さん、高校生や大学生も実は使ってくれたりしています。
また、退職されて紙名刺を使わなくなったシニア層の方も、仕事以外でも様々な人の繋がりや、色々な趣味の繋がりを大切にしたいとお使いいただいているケースもあります。
別の事例だと、コーヒーショップやクリエイターさんなどがショップカードの代わりに使ってくださっている方もいます。

法人向けサービス「プレーリーカードfor Business」を開始

最近お問い合わせも増えてきているのですが、プレーリーカードは法人プランも提供しています。大きく可能なのは「管理」と「分析」です。
プレーリーカードを数十人や数千人という単位で利用したいと思ったときに、ご利用いただいています。
具体的には、コミュニティのメンバーがいたとして、その人たちのプロフィールの情報や営業資料、会社の最新のお知らせなどを更新したいと思ったときに、各人が情報を更新するのは大変な作業です。
「プレーリーカードfor Business」には管理者という概念があり管理者の方がワンクリックで多数のプロフィールページの情報を更新して揃えることが出来るという管理機能を用意しています。

別の管理の観点ですと、プロフィールページの掲載の制限も可能です。業界によってはX（twitter）の利用を制限しているような、会社の中に一定のルールがある企業様もいます。さまざまな観点でルールを守れるようなかたちでサポートする体制も構築しています。
また、分析の観点ですと、営業や取引先のお客様にプレーリーカードを読み取ってもらったときに、会社の公式LINEや、公式X、公式Instagram等がどれくらいクリックされていたのか？といった情報分析機能もいま開発を進めています。

ガラケーからスマホに変わったように、文化を変えるチャレンジをしたい

今自分たちが取り組んでいるチャレンジって、例えで言うなら、「ガラケーからスマホになる」と同じぐらい大きな変革だと思っています。単純に紙名刺をデジタル化しよう！というよりも、みんなが使い慣れたものを新しい革新的なものに変えていくって結構大変だなと思っています。そこは根気強くやっていこうと思っています。

やっぱり文化を変えるっていう挑戦はめちゃくちゃ楽しいですし、変えるには一緒に変えてくれる人たちをどんどん巻き込んでいきたいです。
そういう想いに共感してくれるユーザー様、企業様、自治体様のおかげで頑張れています。