SpaceXが運用する驚異的な宇宙規模のインターネットサービス「Starlink」が、美しい地球上のほぼどこでも利用出来るようになったとElon Musk氏が最近発表したことは、常に外出している人にとっては嬉しいニュースです。

Starlink Mobilityのサービス展開により、地球低軌道上の4,000基を超えるSpaceXの広大な衛星群に接続でき、視野が拡大された受信機と強化されたGPSのおかげで、ユーザーは移動中でも接続を維持出来るようになります。

Musk氏は、Starlink Mobilityは砂漠等の遠隔地や海洋の真ん中といった”地球上のほぼどこでも”機能する、とツイートしました。この画期的なサービスをテストする最初のユーザーはアリゾナ州のスクールバスで、生徒は毎日の通学中にネットワークに接続し続け、宿題を完了出来るようになります。

SpaceXは、Starlink Mobilityがトラック輸送やバス、シャトル、緊急対応等の公共部門のアプリケーションやモバイルビジネスに最適であることを強調しています。月額料金250ドルと1回限りのハードウェア料金2,500ドルで、加入者はピーク時にネットワーク優先権を獲得し、救急隊員等の重要なサービスがインターネット接続を失わないようにすることが出来ます。

標準ハードウェアの上位版であるStarlinkのパラボラアンテナは、車両に永続的に取り付けることが可能で、最大220Mbpsの高速なダウンロード速度を提供します。

Starlink Mobilityは砂漠等の遠隔地や海洋の真ん中といった”地球上のほぼどこでも”機能する(画像: Starlink Mobility)

SpaceXは昨年、自社のStarlinkネットワークを世界中に展開することを達成しており、これは4年間の衛星打ち上げを経ての驚くべき快挙となりましたが、依然として中国やイラン等の特定の国は国境内でのStarlinkの運用を制限しています。それにも関わらず、SpaceXは将来的に衛星とスマートフォンの通信接続を提供し、追加のハードウェアを不要にするという野心的な計画を持っています。

Starlink Mobilityについて興味がある方は、こちらのサイトにアクセスして詳細をご覧下さい。地球上の大部分の海洋を含む、Stalinkのサービスを利用可能な全ての国で100%の通信網を提供します。これがモバイル通信の未来の姿であり、SpaceXはその道をリードしています。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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