有名ブランドであるWestern Digitalは、競合他社よりもかなり安価なXboxシリーズ用の新型1TB拡張カードを間もなく導入する可能性があります。「WD_BLACK C50 Expansion Card for Xbox」と呼ばれるこの未発売製品は、最近Best Buyのウェブサイトに掲載されましたが、現在は購入することは出来ません。それは、Xboxシリーズのゲーム機のストレージを、何と1TBも拡張するように設計されています。

Xboxシリーズのゲーム機は、2020年にマシンのストレージ容量を増やすための独自のメモリカードシステムを搭載して発売されました。発売時には、Seagateは1TB、2TB、及び512GBのカードを提供していました。この新しいカードの価格は179.99ドルで、220ドルで販売されているMicrosoftの1TBカードよりも大幅に安価です(ただし、在庫が無い場合が多い)。

Seagateは、1TBで220ドルという価格でXboxシリーズ用のカードを提供していますが、新しいWD製カードの価格は179.99ドルです

Xboxシリーズのコンソールは、他のメモリ拡張オプションやサードパーティのHDDにゲームを保存する機能を提供しますが、独自の拡張カードシステムは、Xboxのクイックレジューム機能と完全に互換性があるという点でユニークです。つまり、通常のUSBハードドライブ(ゲームを”コールドストレージ”に保存する)ではなく、拡張カードに直接ゲームデータを記録します。USBドライブは引き続きゲームの保存に使用出来ますが、Xboxシリーズのゲームをプレイするために、ユーザーはそれらをシステムの内部ストレージまたはこれらの拡張カードの1つに保存する必要があります。古いゲーム作品は、HDDからネイティブに実行可能です。

それとは対照的に、PlayStation 5(PS5)は複数のメーカーが製造した「一般的なHDD
ドライブ」をストレージの拡張に使用します。これは、一般的にストレージ拡張コストがXboxよりも低いことを意味しますが、これはハードドライブ間で一貫性の無いパフォーマンスを提供することになり、ユーザーは事前にいくつかの調査を行う必要があります(Microsoftの「プラグアンドプレイ」機能とは異なります)。

まだ発表されていない製品のリリース日はわかりませんが、リークが出てきたということは長い間待つ必要は無いということかもしれません。今後の動向から目が離せません。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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