同じようなサイズのスマートフォンと比べて、コンパクトタイプのデジカメはバッテリーに大きな進化は見られず、多くのバッテリーモデルは、数十年とまではいかなくても数年前からそのままになっています。

Nitecore UFZ100は、2280mAhのSony NP-FZ100の代替品となる2250mAhのバッテリーで、USB-C端子と充電状況を示すLEDインディケーターを備えています。

多くのユーザー、特に多くても1つか2つのバッテリーしか必要としないカジュアルユーザーにとっては、非常に便利なものだと言えます。例えば、私は1つのバッテリーで撮影を行うことが出来ます。また、撮影の準備がきちんと出来ていれば、短い動画撮影でも同様です。

3〜5個のバッテリーが必要なユーザーは、一般的なマルチチャージャーを使用するほうが便利かもしれません。こういった大きな充電器の難点は、鞄の中で場所を取ってしまう可能性があるということです。また、独自のコネクターを使用しているので、充電器を紛失したり使用出来なくなった場合には問題です。

このNitecoreのバッテリーデザインは非常に素晴らしいですが、USBポートを内側ではなく、バッテリー下部に外向きに配置しておけば尚良かったと思いました。そうすれば、例えば動画配信イベント等で、バッテリーに電源を接続したまま使うことが出来たはずですが、この仕様だと別のバッテリーを用意する必要があります。

さらに、Sony純正のものよりもバッテリー容量がわずかに少ない(30mAh、2.2%減)という点にも注意が必要です。USB-C端子用の回路が内部スペースを占有しているため仕方ありませんが、利便性の高さを考えると十分に許容出来るトレードオフと言えます。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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