AppleのPro Display XDRは、高価な機器です。それは、高度な解像度や色精度を必要とするプロフェッショナル向けの製品と言えますが、そうだとしても安くはありません。残念ながら、このディスプレイに加えて、14インチと16インチの新型MacBook Proで問題が発生しているようです。

Appleが公開した新しいサポート資料によると、同社はこれらのデバイスを保有している人に向けて、”画面の明るさを制限する”という旨のエラーメッセージが表示される可能性があることを警告しています。Appleは、「これは、部屋の環境温度が高く、非常に明るいコンテンツを長時間表示している場合に起こる可能性があります。」と説明しています。

この問題を解決するためには、MacBook Proを使用しているユーザーは大量のシステムリソースを消費しているアプリを終了させる必要があり、Pro Display XDRの場合にはモニターをリファレンスモードに設定する必要がある、とAppleは述べています。また、部屋の室温を下げ、HDRコンテンツを表示しているウィンドウは閉じるか非表示にしておくことを推奨しています。

Appleは、室温25℃以下の環境でも問題が続く場合には、同社に連絡をするよう伝えています。とはいえ、特にこのような問題が報告されるのはPro Display XDRが発売されてから数年経って初めてなので、この問題がそれほど多くのユーザーに影響を与えるものでは無いということは朗報です。

ただ、こういったハイエンドなディスプレイや新型MacBook Proに多くのお金を支払ったユーザーにとっては気持ちの良いものではないので、Appleが将来的に問題を修正してくれることを願っています。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

原文はこちら