TCLはディスプレイ(テレビ)メーカーとして成長しましたが、同社がXRネガネ市場に参入するとしてもそれほど驚きではありません。CES 2022でTCLが披露したプロトタイプは、驚くほど素晴らしく、魅力的なものになっています。

正確に言えば、今回CESで発表されたのはそのコンセプトのみです。TCLは、稼働する実機を2月後半のMWCで発表することを目指しており、そこでようやく実際に素晴らしいデバイスかどうかを確かめることが出来るはずです。

このメガネの技術的な根幹は、過去に発表されたOppo Air Glass等の製品に非常に似たものになっているようです。類似している点としては、マイクロLED(導波管ディスプレイ)を使用した小型プロジェクターやSnapdragon 4100の採用が挙げられます。

ディスプレイには適度な機能が備えられており、通知やナビ、その他の簡単な”ひと目でわかる”情報を表示することが出来そうです。これは、MicrosoftのHololensのような大型で本格仕様のXRヘッドセットに取って代わるようなデバイスとしてではなく、一般消費者が手に取りやすいスマートグラスとして設計されています。

そのディスプレイが、ヘッドアップディスプレイのようにホログラム風の情報を表示するとすれば、問題はどのようにアプリを機能させるかです。これは多くの企業が取り組んでいる、まだ答えのない課題ですが、業界はどこかで動き始める必要があり、TCLのデバイスはアーリーアダプター達が実際に導入するデバイスの1つになるかもしれません。

Ubergizmoの共同創設者であるEliane Fiolet氏は、ウェアラブルデバイスの最も難しい点はそれを人々に身に着けさせることだ、とよく言っていますが、TCLのコンセプトデザインにはその壁を乗り越える魅力があります。それは、人々が試したい、どれほど便利なのか見てみたいと思うようなものになっています。次なる課題は、そのディスプレイに一見の価値があることを証明するということでしょう。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

原文はこちら