追跡アクセサリについては、Tileの方がAppleよりも以前からアクセサリを提供しています。ただ、AppleのAirTagがTileよりも優れている主な利点の1つは、UWBテクノロジーを使用していることです。Bluetoothと比較して、UWBはより正確な位置情報を提供出来るので、ユーザーは一般的な位置情報検知よりも正確に紛失物を見つけ出すことが可能になります。

ただし、最新のスマートトラッカー「Tile Ultra」を発表したことで、TileはAppleとそのAirTagに対抗する準備が整ったようです。トラッカーが装着された紛失物を追跡し位置を特定するために、この製品はBluetoothとUWBの両方の技術を活用すると同社は説明しています。

Tileは次のように説明しています。「Ultraは非常に正確な視覚的検出を提供することで、棚の後ろに無くした鍵や喧騒なレストランに置き忘れた鞄を簡単に見つけ出すことが出来ます。Tileは、Android 12とUltra-Wideband対応スマートフォン上での最適なエクスペリエンスを確かなものにするために、Googleと協力しています。」
Tile Ultraは2022年に発売予定ですが、それが待てないなら、Tileは現行シリーズもアップデートしています。

その1つが、約120mのBluetooth接続距離を持つ「Tile Pro」ですが、新しく鍵に着けやすい外観となり、箱から取り出してすぐに装着することが出来ます。「Tile Mate」「Tile Sticker」「Tile Slim」もBluetooth接続距離が約75mにアップグレードされ、IP67規格の耐水性を備えています。

これらのトラッカーが、ストーカーや嫌がらせに悪用されることを懸念する方もいるでしょうが、Tileは「Scan and Secure」という新機能を2022年にリリースし、これによってユーザーはTileのアプリを使って近くのTileデバイスをスキャンし、周囲に怪しいデバイスがあれば検知することが可能になります。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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