ワイヤレス充電は特に新しいものではありませんが、iPhoneの背面に磁気パックを取り付けてワイヤレスで充電することが出来る「MagSafe」を導入することで、Appleはその独創的な使い方を見出そうとしました。驚いたことに、慌てて似たようなものを作るAndroidスマートフォンメーカーはそれほど多くありませんでしたが、遂にRealmeがその競合となるかもしれません。
OppoとOnePlusの兄弟ブランドであるRealmeは、MagSafeと似た独自の「MagDart」という規格を採用することを発表しました。コンセプト的には、これはAppleがMagSafeで実現しようとしていたものと似ていますが、MagDartはさらに強力なので、より優れたソリューションかもしれません。MagSafeのわずか15Wという出力の代わりに、RealmeのMagDartは50Wの出力が可能で、有線接続とほぼ同じ速さでスマートフォンを充電出来ることになります。
ここでの欠点は、MagDartの充電器が非常に巨大だということですが、50Wの電力を得るためには必要な犠牲だと言えます。なぜなら、過熱を防ぐための冷却システムも備えている必要があるからです。MagSafeに近い、より小型な15W版も登場する予定ですので、場所と大きさが気になる場合はそちらを選択することも可能です。
充電器に加えて、RealmeはMagDartシステムを活用出来る他のアクセサリも発表しています。その中には、充電スタンドやバッテリーパック、お財布、さらには自撮り用の照明を追加出来るBeauty Lightアタッチメント等が含まれています。
互換性について、この規格はRealme GTで利用出来るようですが、ユーザーは磁気充電をデバイスに追加するために別売のケースを購入する必要があるようです。価格に関しては発表されていませんが、今後さらに多くの情報が明らかになるでしょう。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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