先日、次期スマートフォン「Pixel 6」が自社製の「Tensor」チップセットを搭載することを、Googleが認めました。これは事実上、少なくともPixelデバイスに関して、今後GoogleがQualcommのチップセットを採用しなくなることを意味していますが、両者はすぐにその関係を解消するわけでは無さそうです。
Googleの発表後にCNBCに対して出した声明の中で、Qualcommは「Snapdragonプラットフォームに基づく既存および将来の製品について、Googleと緊密に協力し続けていく」と明らかにしました。これが何を意味するのかは確かではありませんが、おそらく、Snapdragonを搭載している現行のPixelデバイスに対するサポートを引き続き提供するということを意図しているのでしょう。
また、今後のPixelスマートフォンに関してQualcommがGoogleと協業することはないかもしれませんが、ウェアラブルに関しては共同で取り組むということを意味している可能性もあります。いずれにせよ、現時点でTensorチップセットやそのパフォーマンスについて、わかっていることはあまり多くありません。以前の噂では、Tensorチップセットの性能は驚異的とは言えないが、それは重要ではないと言われていました。
Tensorの目的は、それを搭載することで可能になるAI機能をGoogleが披露することです。いずれにせよ、Pixel 6とPixel 6 Proの両スマートフォンは近い将来に発表される予定なので、そこでより詳しいことがわかるはずです。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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