AIを始めとする最先端技術で、ヒトのINSIDEを可視化しさらなる可能性を拡張するAIQ株式会社【#aiq】

2021.7.15

皆さんこんにちは。河上純二 a.k.a JJです。

世界を変えるスタートアップ企業にフォーカスした最新レポートをお届けします。第26回目はヒトの内側にある見えない領域までテクノロジーで可視化するINSIDE TECHを牽引する「AIQ（アイキュー）株式会社」代表取締役である高松　睦(タカマツ　アツシ)さんにお話を伺います。

AIQ（アイキュー）ってどんな会社？

私達は、ソーシャル上に投稿されたデータから投稿者のマインド年代・性別、興味関心、趣味嗜好といったヒトの内側にある情報を特許取得のプロファイリングAIで分析・解析し、その技術をプロダクトに活かし提供しています。

例えば、企業のインスタグラムのアカウントも私達のツール「moribus（モリバス）」(https://moribus.jp/lp/)を使って解析することで、今まで取り組んできたインスタグラムの運用が、本当にうまくいっているのか？顧客のためになっているのか？を可視化することができます。さらに、アカウント運用の正攻法が攻略しきれていない企業も多い中で、“運用の勝ちパターン”をAIがアシストできることも他にはない特徴です。

また、最近の企業ニーズとしては「自社の商品やブランドに合うインフルエンサーを見つけたい」というご要望も多いです。私達は、ターゲットに的確にリーチする事が可能なインフルエンサーをSNS全体から見つけ出し、アサインすることができる「MATCH ENCER（マッチエンサー）」(https://aiqlab.com/matchencer/)というサービスを提供しています。
プロファイリングデータを活用することで的確にリーチできることから、一般的なインフルエンサーマーケティングのフォロワー単価ではなく、どれだけリーチしたか？をKPIにして「リーチ保証型」という形でご提供しております。

ヒトの見えない領域までも可視化する

まさに私達のフィールドは「INSIDE TECH（インサイドテック）」という領域です。ヒトの表面的な情報だけでなく見えない領域をINSIDEと定義し、それを可視化することによって、そのヒトの新しい可能性を拡張できるのではないかと考えています。

今私達が新たにチャレンジしているのは、情動推定という技術です。例えばスマホなど一般的に普及しているカメラを使い、そこからストレスを感知してさらにヒトの内面を探りたいと考えています。
スマホのカメラって実はめちゃくちゃ性能が高く、動画を撮ると血管の流れまで認識することができます。
そうすると、血管の血流から心拍数を取得するこができ、そこからヒトの心の状態の可視化につなげていきたいと考えています。大学の先生達と実証実験を進めている段階で、早く実用化につなげ、リモートワーク中の社員や、遠隔地での心の健康管理につなげていきたいです。

他にどういったことに使えるか？というと、例えば、ストレスを緩和させる取り組みとして注目度が高いヨガやマインドフルネスと組み合わせ、取り組む前後のスコアを比較することで、自分の心がどういった変化をしているのか？を測定して可視化することが出来ます。それにより、ダイエットと体重計の関係のように、心のコンディションを観測し、その状態に合わせてコンディションを調整するメニューを選ぶことができ、社会課題でもあるストレスと上手くつきあえるようになる日が、創り出せるのではないかと考えています。