私達の使っているスマートフォンは冷却ファンを必要としませんが、熱を発したり、さらなる冷却の恩恵を受けられないというわけではありません。DigiTimesからの報告によると、これは実際にSamsungが今後スマートフォンに取り入れる、むしろ復活させる可能性があるものと言えます。

その報告では、どうやらSamsungがベイパーチャンバー冷却技術を復活させる可能性を検討していると言われています。ご存知無い方もいると思いますが、実際にSamsungはこの技術をGalaxy S10+等の旧モデルに使用していました。また、Galaxy S20/Note 20の一部モデルにもそれを使っていましたが、Galaxy S21の各モデルからは姿を消しています。

この技術の仕組みは、真空シールされたキャニスターの内部に少量の液体があり、加熱するとガスになり、冷却するとそれが凝結するというものです。この冷却プロセスは、従来のヒートシンク設計に比べて高速ですが、SamsungがそれをGalaxy S21に採用しないという選択をした理由はわかりません。

ただし、今回の報告では、Samsungがそれを再び採用し、2022年のモデルで復活させると言われています。正確に言うと、Galaxy S21は発熱問題を抱えていないので、その冷却システムを取り除いたことで大きな問題を引き起こすというわけではありませんでした。しかし、それを内蔵することは、そういったデバイスを酷使するユーザーから歓迎されるかもしれません。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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