現在、iPhoneはApple TVとして使用することが出来ます。これは、Apple TVのリモコンが故障した場合や、見つからない場合に便利です。しかし、少なくともAppleInsiderによって発見された、AppleがUWB技術を活用して次世代のユニバーサルリモコンを作るという特許によると、Appleはより壮大な計画を考えている可能性があります。

馴染みの無い方もいるかもしれませんが、UWBはAirTagに採用されている技術です。通常のBluetoothと違って、UWBはより正確で精密だと言われており、失くしたものを特定する際に有用です。その特許には、AppleがUWBを使用して、それが指しているものに基づいて機能を自動的に検出して切り替えるリモコンを作る方法が説明されています。

つまり、このリモコンがApple TVに向いている場合には、通常通りApple TVを操作することが出来ますが、HomePodに向けると、それが制御しようとしている対象として検出され、その操作が実行されます。操作は対象に応じて変更されるため、音量を調整すると、Apple TVではなくHomePodにそれが反映されます。

この特許では、iPhoneにもこれを活用出来る可能性が示されており、その画面表示が、制御しようとしているデバイスに合わせて変更されることになるかもしれません。例えば、もしそれをエアコンの機体に向けると、そのインターフェースはテレビに向けた場合に比べて異なるものになるということです。

これは実際に非常に興味深く、追跡用途以上にUWBを活用する良い方法ですが、それが特許であることを考えると、Appleがそれを実現するかどうかは確かではありません。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

原文はこちら