AppleのiPadに使われているチップセットに関して、Appleは通常Aシリーズのチップセットを採用することが確認されています。通常これは、現行のAシリーズのチップセットをベースにしていますが、コアがいくつか追加されていたり、わずかに処理速度が上がっています。しかし、今年のiPadのアップデートはもっと面白そうです。

何故なら、iOS 14.5のベータ内で「13G」と呼ばれるGPUに関する記述が発見されたためです。これは、AppleのAシリーズのチップセットではこれまで使用されていなかった名称なので興味深いですが、多くの人はこれが昨年のiPhone 12に搭載されたA14チップセットの派生となる可能性があると推測しています。

ただし、「A14X」は、M1として知られているT8103チップセットを実際にはベースにしているようです。次期iPadで、AppleがM1かその派生を採用しようとしている可能性を示す噂を聞いており、これはその噂を裏付けすることになります。これまで、AppleはmacOSとiOSの両プラットフォームを統合するという計画を否定してきましたが、ここから見えてくるのはプラットフォームを跨いだ互換性になります。

つまり、iPad Proのアップデートで新チップセットを採用することで、最終的にM1用に設計されたアプリを実行出来るようになると同時に、iOS向けアプリも実行出来るようになり、その使い道としてさらなる可能性が開かれることになるかもしれません。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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