ソフトウェアアップデートというと、自分自身のデバイスをアップデートする前に、他の人がアップデートして何かバグや問題を報告するのを「様子を見て待つ」というアプローチを選ぶ人もいます。一部のアップデートは時々問題を引き起こすことが知られているので、それは理解出来ます。
ただし、もしiPhoneを使用している場合、出来るだけ早くアップデートした方が良いかもしれません。先日AppleはiOS 14.4アップデートをリリースし、それには多くの改善点やバグ修正が含まれています。それは当たり前で普通なものに聞こえるかもしれませんが、今回のアップデートでは、既に悪用されている可能性があるとAppleが説明している三つの主要なセキュリティ欠陥にも対応するようです。
TechCrunchが指摘しているように、Appleがこういった脆弱性を公に発表するのは少し奇妙で、過去に同社はそうしたことはしてきませんでした。実際、ほとんどの問題はそれが修正された後に、外部のセキュリティ研究者によって報告される傾向にあるため、Appleにそうさせる程にこれらの欠陥が深刻で、ユーザーが出来るだけ早くデバイスをアップデートするよう望んでいることを示唆しています。
これらの脆弱性の被害にあった可能性のあるユーザーの数は不明ですが、iOS 14.4でそれらが修正されるので、まだお持ちのiPhoneをアップデートしていない場合は、すぐに実行した方が良いかもしれません。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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