バーチャルでの初開催となったCESは一週間ずっと慌ただしく、最も優れた製品や企業を見つける為に私達は最善を尽くしました。イベントが終わり、特に印象的だった製品を選んだ“BEST OF CES”を用意しました。CESで発表された全てをチェックする時間が無かった人も知っておくべきデバイスでしょう。

 

Samsung Galaxy S21シリーズ


CESは「Samsung Galaxy S21」の発表をそのイベント内で行うことが出来ました。Galaxy S21、S21 Plus、そしてS21 Ultraという3モデルの素晴らしいスマートフォンが発表され、799.99ドルから1199.99という価格帯になっています。これらは非常に競争力があり、丸みを帯びたスマートフォンになっています。

 

Acer Predator Triton 300SE


ゲーミングラップトップは“重いノートパソコン”になることがよくありますが、2021年では、その状況が改善されつつあります。これまで見てきた様々な薄型で軽量なゲーミングラップトップの中で、約1.7kgという重量で、GPUとCPUにそれぞれNVIDIA RTX 3060とIntel i7-11375Hを採用し、その全てをモダンでスタイリッシュな本体に収めた「Acer Predator Triton 300 SE」は、私達の注目を集めました。

 

ASUS ROG Flow X13


軽量なゲーミングラップトップでもう一つ好評だったのが「Asus ROG Flow X13」です。NVIDIA GTX 1650にAMD Ryzen 5900HS、16GBのRAMと盛り沢山にも関わらず、約1.3㎏という重さで多くの事務用ラップトップよりも軽量になっています。これよりも軽いゲーミングラップトップを見つけ出すのは難しいですが、3000ドルという価格は大衆向けとは言えなさそうです。

 

Qualcomm 3D Sonic Sensor Gen 2


毎年、Qualcommは超音波指紋スキャナを改良し続けており、この新しい「3D Sonic Sensor Gen 2」は昨年のモデルよりも50%高速化しています。センサーのサイズが大型化したことで、指先をマークから少し離した時の誤認証が減少します。一日に150回以上もスマートフォンのロックを解除することから、この技術は私達の生活をより良いものにしてくれるでしょう。

 

Yves Saint Laurent口紅ポッド


口紅のポッドにはどのようにハイテクを取り入れることが出来るでしょうか?「YSL Lipstick Pod」は3色のベースカラーをブレンドし、プリンターのように、それを混ぜて中間の色合いを作り出します。現在、利用可能なカラーセットは、レッド、ヌード、オレンジ、フクシアとなっていますが、技術的には更に多くの色を作り出すことが出来ます。
(写真は本体下部からカートリッジを装填している様子です。)

 

Honor MagicBook Pro


Honor MagicBook Pro」は1000ドルという価格ながら、16インチのラップトップで多くの特徴を備えています。約1.7㎏と殆どの競合機種よりも軽量ですが、NVIDIAの独立GPUを搭載しているのでゲームの互換性が大幅に向上し、統合GPUよりも優れたパフォーマンスを提供します。全体的なデザインはモダンで、価格よりも遥かにプレミアムなものになっています。

 

Board by Klaxoon


Klaxoonは、次世代のワークスペース「Board」を披露しました。信じられない程の数のダッシュボードと共有スペースがあり、他に多くのプラットフォームを見たり試したりしてきましたが、Boardはその中でもずば抜けています。こちらのリンクからデモ動画を観ることが出来ますが、Microsoftでさえ社内でそれを使用しているので、Klaxoonは成功に向かっているかもしれません。

 

Lenovo ThinkReality A3 Smart Glasses


スマートグラス「ThinkReality A3」はその全てが商業的なAR製品からは予想出来ないものとなっています。小型で、滑らかで、広く役立つ可能性を秘めています。出来ることの一つは、5台のPCモニターの代わりとなることです。それが上手く行けば、バーチャルディスプレイという拡張現実の夢が一つ実現します。

 

Motorola moto One 5G ace


moto One 5G ace」はCES 2021で最も有望な5G対応の廉価スマートフォンです。Snapdragon 750 5Gを搭載しており、マルチメディアやゲームで高い性能を発揮する機種です。背面には優れたカメラを備え、399ドルという価格で必見の5Gスマートフォンと言えます。これ以上を求めるのは難しいでしょう。

 

LG 48インチ折り曲げ可能OLEDディスプレイ


カーブの中心に座ったユーザーに優れた没入感をもたらすことが出来ることから、数年前に湾曲ディスプレイが大流行していました。しかし、壁からはみ出さず、他のものとの親和性が高いことからフラットスクリーンの人気が復活しました。LGの48インチOLEDディスプレイは、フラットな状態から様々な角度に湾曲させることが出来るので、両方の良さを兼ね備えています。全てを手に入れることは出来ないと誰が言ったのでしょうか?

 

Roborock S7 Cleaner


何年もの間、私達を興奮させるようなロボット掃除機はありませんでした。「Roborock S7」は、最もスマートでパフォーマンスの高い掃除機ロボットプラットフォームの上に構築されています。このモデルは一回の動作で吸い取りとモップ掛けを行うことが出来るので、床を完全に掃除するのにかかる時間を短縮することに繋がる可能性があります。この掃除ロボットの欠点は、掃除中の騒音です。これを使えば掃除の時間を半分にすることが出来るかもしれません。

 

Kensington StudioDock


スマートフォンの性能が高くなり、少し前からiPadを真剣に使うことは減りましたが、「Kensington StudioDock」はそれを変えてくれそうです。そのデザインは素晴らしく、iPad Proを人間工学的でエレガントに保つことができ、最もクールなオールインワンコンピューターのように変えます。そのベースにはスマートフォン用のワイヤレスチャージャーも備えています。Appleがこのようなアクセサリを作るべきでしたが、有難いことにKensingtonが作ってくれました。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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