Appleは昨年、ワイヤレス充電マット「AirPower」の計画を中止にしました。理由として同社は、自分たちが設定した高い基準を満たすことができなかったと表明しており、低品質の製品を市場に出すよりはキャンセルする方が良いと判断したようです。

さて、ホワイト氏がビリビリ動画にアップロードした、AirPowerとおぼしき商品の分解動画により、なぜキャンセルされたのかについての洞察が得られそうです。というのも、上の画像を見るとわかるように、AirPowerはものすごく複雑に見えます。通常、ワイヤレス充電器はデバイスの充電に使用されるコイルを使用するが、Appleはそれをマット上のどこでも充電できるように配置しています。

また、キーボードのような配列をした非常に複雑そうな回路も確認でき、現在市場に出回っている他のワイヤレス充電マットよりも、AirPowerが法外に高くなる可能性も推測できます。報告された問題のなかには、充電マットが過熱してしまうというのもあり、回路の複雑さを考えると、その理由を理解するのは難しいことではありません。

とは言っても、Appleはこのプロジェクトを完全にはあきらめておらず、10月に開催されると噂のiPhone 12イベントで、新しく改良されたバージョンがデビューする可能性もあります。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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