Appleの自社製チップセットへの移行は「勇敢」と一部では言われています。Intelはコンピュータプロセッサの選択肢としては支配的で、多くのアプリもIntel製ハードウェアに向けてデザインされています。このため、Appleがこのような確立されたエコシステムの中で何か新しいものを立ち上げるというのは危険にも思われます。

しかし、MacユーザーはGeekbench 5のベンチマークテスト結果からするとそれほど心配する必要はなさそうです。これによると、Apple Siliconは従来のチップ以上ではないにせよ、良好に動作しているようです。ベンチマークはA12Zを搭載したMac Miniでネイティブ実行させたもので、Rosettaによる仮想化ではないとのことです。

このベンチマークでは、シングルコアスコアが1098、マルチコアスコアが4555でした。比較のために別のマシンのスコアを見ると、Intelプロセッサ搭載の2020年MacBook Airはシングルコアスコアが1005、マルチコアスコアが2000です。

もちろん、ベンチマークは性能の一側面でしかないですが、IntelプロセッサとApple Siliconの動作速度を比べるという点では意味があるものといえます。同社は今年の年末にもARMベースのMacを出す考えです。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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