ここ数年間、HTCはスマートフォン市場の前線からその姿を消していました。しかし、同社初の5Gスマートフォンとなる2020年の新モデルを発表したことで、その注目を再び集めることになりそうです。この新機種はHTC U20と名付けられました。

残念ながらフラッグシップ級の性能を求めていた場合、HTC U20がミッドレンジということでがっかりするかもしれません。これには、5G対応のQualcomm製ミッドレンジチップセット Snapdragon 765Gが搭載されます。その他の仕様については、6.8インチ FHD+ディスプレイ、背面指紋センサー、8GB RAM、256GBストレージ、5000mAhバッテリー等を内蔵し、背面には4眼カメラを搭載しています。

前述のように、基本的にはミッドレンジの端末ですが、HTCがその価格で勝負すると考えていた人がいるなら、どうやらその通りはないようです。台湾で発表された本体価格は18,900台湾元、約640ドルになります。それよりも安い機種が他にあることを考えると、特別安いとは言えません。

ただし、5Gには対応しているので、フラッグシップ並の金額は払いたくないが5Gは欲しいという場合には、HTC U20はその選択肢の1つになると考えられます。米国内での発売がいつになるかは不明ですが、7月1日から予約注文が開始されます。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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