アナリストMing-Chi Kuo氏の最近のリサーチノートによると、AppleがARMベースMacBookを2020年後半に発売するとしています。また、Kuo氏の新しいメモによると、2021年にはAppleが「積極的なプロセッサー交換戦略」を掲げ、ARMベースのMacBookを複数投入する可能性もあるといいます。
部品を1つの企業に依存しすぎるのは、決して良い考えではありません。なぜなら、企業が価格をコントロールできるようになり、企業の言いなりになるからです。これが、Appleが独自のチップセットを開発することに関心を持っている理由の1つです。しかしKuo氏は、コストも大きな要因の1つになり得ると主張しています。
同氏は、ARMベースのチップセットに切り替え、プロセッサをIntelに依存しないことで、Appleは40~60%もコストを削減できると考えています。これにより、Appleは特にローエンドのノートPC製品の価格を抑えられますし、ノートPCのパフォーマンスをより細かく制御できるようになります。
最近のベンチマークによると、先日発表された「MacBook Air」 の方が新しいのにもかかわらず、A12Xチップセットを搭載した2018年製の 「iPad Pro」 の方が実際には性能で上回っているといいます。これは、AppleがIntelのx86プロセッサではなくARMベースのチップセットに移行することを強く示唆しているともいえるでしょう。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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