噂によると、Appleが2020年に発売予定の一部のiPhoneには、「World Faceing」3Dカメラが搭載される可能性があるといいます。これは、iPhoneのAR機能を改善するためのもので、身の回りの環境をより正確に感知できるとされています。

Appleは、自動運転車に搭載されているハードウェア「LiDAR」スキャナを搭載した「iPad Pro」の最新モデルを発表しました。つまり、この噂は本当かもしれません。

同社によると、「LiDARスキャナは、5メートルの距離まで周囲の物体を測定します。屋内外で動作し、光子レベルでナノ秒の速度で動作します。iPadOSの新しい深度フレームワークは、LiDARスキャナで測定された奥行きのポイント、カメラとモーションセンサーの両方からのデータを組み合わせ、A12Z Bionicのコンピュータビジョンアルゴリズムによって強化され、シーンをより詳細に理解することができます」と主張しています。

今回のiPad Proは前世代モデルの後継機ですが、興味深いことに、iPadによく見られるA13Xチップセット(新モデルごとに型番が新しくなるのが一般的。前モデルはA12X Bionic)を搭載する代わりに、A12Zチップセットを採用しています。おそらく、2018年のiPhoneに搭載されたA12チップセットをベースにしていると思われます。また、6GBのRAMと、2019年の 「iPhone11」 で導入された新しい 「U1」 チップセットも搭載されます。

Appleによると、A12Zは8コアGPU、強化されたサーマルアーキテクチャ、パフォーマンスコントローラを搭載し、4K動画編集や3Dモデリングなどをモバイルでサポートする強力なチップセットになるとしています。Wi-Fi6もサポートされており、カメラは12メガピクセルの広角カメラと10メガピクセルの超広角カメラというデュアルカメラ構成です。ストレージは64GBがなくなり、128GBからのスタートになりました。

あとは、トラックパッドが内蔵された新しいMagic Keyboardも見逃せないのですが、これはまた別の記事で紹介します。

価格は、新しい11インチiPad Proは799ドル(日本では税別84800円)から、12.9インチモデルは999ドル(税別104800円)で販売され、どちらのモデルもAppleのウェブサイトから注文可能です。なお、iPad Proの発売は3月25日ですが、Magic Keyboardは5月まで待たないといけません。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

原文はこちら