アメリカと中国の貿易戦争のせいで、ファーウェイはスマートフォンでGoogleのアプリやサービスの使用を禁止されています。
その発表からもう1年近くになります。事態は落ち着いてきているようですが、ファーウェイは違う計画を持っているようです。
ファーウェイは、オーストラリアの新聞Der Standard紙に対し、貿易禁止が解除されても同社のサービスを再び利用することはないと述べました。
そして、もうお分かりかもしれませんが、このスマートフォンメーカーは、Google Mobile Service(Google Play)を使う代わりに、Huawei Mobile Serviceを利用した独自のアプリストア「App Gallery」を使う計画です。
技術的には、Huawei Mobile Servicesを使うことで、米国に頼らずにAndroidプラットフォームをスマートフォンで使い続けるのに役立つ、Google Play Servicesの各種APIを模倣しようとしています。また、ヨーロッパに代理店を作って、他のアメリカ企業とも簡単に取引ができるようにする計画もあるようです。
ファーウェイもこれを実現するために多額の資金を投入しています。今のところ利用可能なアプリの数に制限があるかもしれませんが、ファーウェイがすべての主要アプリをApp Galleryに持ち込むことに成功すれば(Googleアプリを含む)、彼らにとって大きな成果となるでしょう。
もちろんこれは簡単なことではありません。しかし、ファーウェイが独自のアプリストアでAndroidデバイスの独立性をパワーアップさせるために何を考えているのか興味深いところです。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
原文はこちら