ご存じの方もいるでしょうが、ファーウェイは現在、米国政府のエンティティリストに載っています。このリストに掲載された企業は、基本的に米国企業との取引が禁止されることになります。米国企業が製造するさまざまな製品やサービスがその対象であり、ファーウェイにとって、かなり難しい状況となっています。

しかし、ファーウェイにとっての朗報は、Microsoftが最近、同社へソフトウェア販売を再開するライセンスを与えられたことで、若干の猶予を得たようにみえます。ファーウェイはエンティティリストに載ってはいますが、企業はファーウェイと取引するためのライセンスを米国政府に申請することができ、今回の販売再開はMicrosoftがライセンスを取得したことで実現しました。

このライセンスでは、Microsoftがファーウェイに 「Windows」 や 「Office」 などのソフトウェアを提供できるようになることを意味し、ファーウェイが エンティティリストに掲載されていたとしても、今後も同社のノートPCは影響を受けないはずです。とは言いつつも、Googleに関して言えば、ファーウェイとの取引許可はまだ下りていないようです。

これは、ファーウェイが今後提供するスマートフォンにはまだGoogle Playがインストールされないことを意味します。ファーウェイMate30シリーズは最初の「死傷者」ですが、願わくば近いうちにライセンスを受け取ることを望むしかありません。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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