燃え尽きたり危険な人生を歩むのが好きな120万ドルをご存知だったりしますか?もし、興味をお持ちであれば「混沌の持続」の購入を検討してみてはいかがでしょう。これは、Guo O Dong氏が制作したもので、絵画でも彫刻でもありません。世界で最も危険な6つのコンピュータウイルスが入ったノートPCです。これらのウイルスはノートPC上で生きていますが、ネットやUSBメモリと接続しなければユーザーは安全です。
他のPCにマルウェアが感染しないように、このノートPCには“空気の隙間”が必要です。Guo氏は、The Vergeに対し、作品に隠された意図としてはデジタルワールドの脅威を物理的に表現したものだと述べています。
Guo氏は、「兵器化されたウイルスは、電力網や公共インフラにダイレクトに影響をもたらします」と語り、ほぼすべての人間がコンピュータの中で起こったことが物理的な被害をもたらすことはないと空想を抱いていると指摘しました。経済的なダメージをもたらした6つの選ばれしウイルスは、10.2インチのサムスン製ノートPCに住み着いているのです。
ウイルスは、2000年代初頭にラブレターのEメールに添付された「ILOVEYOU」ウイルスのほか、身代金が支払われるまでPCをロックするランサムウェア「WannaCry」も入っています。情報機関は、ランサムウェアの攻撃には北朝鮮の存在があると考えています。この作品は、サイバーセキュリティ企業のDeep Instinctが依頼してオークションに掛けられています。現在の入札価格は、120万ドル以上となっています。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
原文はこちら