数年前、Appleは「古いiPhone がソフトウェアのアップデートによって抑制されている」と報じられた際に、これを正当化しました。古いスマホで新しいOS(ソフト)を可動させたら、より頑張って処理しないといけないわけですから、バッテリー持ちが悪くなったり、電話が突如シャットダウンされる可能性があるという理屈は、まあわからなくもないわけです。
しかし、顧客には通知がなく、選択肢も与えられていないため、顧客はそれについて認識していませんでした。幸いなことに、CNBCのレポートによると、Appleは将来のアップデートを明確にすることに同意しており、アップデートによってiPhoneの動作が遅くなる可能性がある場合はユーザーに通知する予定です。これは、同社がCPUの動作周波数を落とすことを調査していた英国競争・市場局との合意に基づくもののようです。
この新しい通知は、顧客が自分のiPhoneを更新しないこと(あなたの電話を常に最新の状態に保つのが最善である、としつつも)を選択できることを意味します。新しいiPhoneに加えられたハードウェアの改良のために、動作がどれほど遅くなるのかさまざまな検証がなされてきましたが、それよりも何よりも、一般ユーザーにとって黙って性能を落とされていたことは納得がいかないわけですから、この措置はある意味当然と言えそう。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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