ソニーは9月、同社が使用するエネルギーを100%再生可能エネルギーに転換する目標を2040年と定めました。しかし早くも、北米ではこれを2030年までに前倒しするようです。

現在、米国における再エネへの移行は25%。しかし、気候変動に関する政府間パネルの報告では、地球温暖化対策としてさらなる再エネの促進が求められており、ソニーのような大企業はSDGs(持続可能な開発目標)などとあわせて、その姿勢を明確にするよう社会から請求されています。

Sony AmericaのEVPであるMark Khalil氏は、北米地域における再エネ利用を2030年までに100%に達成することが、2040年までの計画への一歩だとコメント。また、ソニーがそういったコミットメントを公表することで、他社に対しても取り組みを促す意図があるということです。

実は、欧州ですでに100%の再エネ利用率を達成しているソニー。2040年と言わず、全地域での再エネ100%達成を2030年までに、ということもあり得るのでしょうか。地球環境に対する前向きな企業姿勢が、ユーザーにとってもその企業の製品を購買したい一因となる日もそう遠くないかもしれません。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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