もし株トレーダーの部屋をテレビなどで見たことがあれば、彼らの部屋に何枚ものディスプレイがあるのを見たことがあるかもしれません。これは、彼らがトッププレーヤーでいるために必要な情報が数多くあり、すぐに必要な情報を手に入れられるべくそれらを常に表示しているからです。しかし、彼らほどではないトレーダーにとってそんな環境の構築は現実的ではありません。
しかし、三菱傘下であるカブドットコムは、これをVRで再現できるのではないかと考えました。なぜなら、VRでは「空間」という概念は基本的に意味をなさず、無限の空間があり、ユーザーが思うだけのディスプレイをVR空間上に置くことができるからです。
VR-STATIONというカブドットコムのシステムは、10月16日～19日に行われたCEATEC 2018で未来の株取引としてコンセプトを展示しました。VRといえばこれまで動画鑑賞やウェブサーフィン、ゲーム、訓練シミュレーションといった活用法を見てきましたが、株取引にももしかしたら向いているのかもしれません。
同社がこのコンセプトを実際にトレーダーに公開するのかは分かりませんが、この考え方は大きなポテンシャルを秘めており、もし将来的に別の用途向けのものになったとしても納得です。
編集部が日本向けに翻訳編集したものです
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