ライオンは、10月16日~19日に開催された「CEATEC 2018」で、口臭をチェックできるアプリを用いたソリューションを展示しました。

口臭チェックというと、唾液を綿棒で採取するものや、あるいは息をデバイスに吹きかけるものを想像するかもしれません。しかし、このアプリが面白いのはそういった方法を使わず、写真で口臭をチェックするという方法を取るということです。

ユーザーは自身の舌の写真を撮るだけで、あとはアプリに内蔵されたAIが画像を解析し、ユーザーの口臭が臭いかどうかを認識してくれます。

どうやって、このアプリは写真から口臭を判定しているのでしょうか。口臭の原因のひとつは、口腔内の衛生環境の悪さからくる、舌の上のバクテリアの生息状況です。つまりこのアプリのAIは、写真からバクテリアの生息状態を見極め、口臭の原因となるかどうかを判断するといいます。

もちろん、舌の写真だけでは分からないような口臭の原因となるものもあります。したがってこのアプリが口臭に対する完全な対策となるわけではありませんが、簡単に誰でも口臭をチェックできるというのは大きなメリットだといえるでしょう。

編集部が日本向けに翻訳編集したものです

原文はこちら