ツァイスは、ソニーのカメラへレンズをよく供給している会社です。しかし、同社はポートフォリオを拡大し、今回フルサイズ市場へZEISS ZX1を投入することを発表しました。これは、同社初のフルサイズデジタルカメラとなります。

ツァイスは、カメラ本体というよりはレンズのメーカーとして有名です。ここからも、他社が最近発表する他のカメラに比べてユニークなデザインをZX1に採用し、奇をてらっていることが分かります。ボディ本体はクリーンでシンプル、そして基部に追加する曲線がある当たり、よりよいグリップやエルゴノミクスの供給が予想されます。

しかし、ユニークなのはカメラデザインだけではなく、機能面もそうなのです。有効画素数3740万画素のセンサーでは普通の写真も撮れるとしていますが、Adobe Lightroom CCを統合した状態でカメラに入れることでカメラ内でのLightroomでの現像ができるといいます。

同社のコンシューマー製品ビジネスグループのトップであるJorg Schmitzによれば、「私達は新しい方法を模索しており、ZEISS ZX1で特別なターゲットグループへアプローチしようとしています。この製品のコンセプトは「熱望」、写真体験をより速く効率的にしたいと考える人の「プロフェッショナルクリエイティブ」、可能な限りのインターネット上の人々への「インスパイア」の3つにフォーカスしています。そのためにはハイエンドな機能に加えて合理的なフローが必要となりますが、まさにZEISS ZX1はこのコンセプトを提供します」といいます。

価格についてはまだ言及されていませんが、他のレンズ固定式フルサイズカメラの価格を見る限り、安く出てくることは期待できないでしょう。発売時期は2019年初頭の予定です。

編集部が日本向けに翻訳編集したものです

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