Huaweiは、スマートフォン向けに独自プロセッサを開発している数少ないメーカーの1つです。サムスンもその1社で、Exynosチップを自社のスマートフォンに使用するだけでなく、外部メーカーにも提供しています。Huaweiのスマートフォンには同社独自のKirinプロセッサーが搭載されていますが、同社はKirinチップを他のメーカーに供給するつもりはないと繰り返し強調しています。

Huawei Consumer Business GroupシニアプロダクトディレクターのBrody Ji氏は、最近、ジャーナリストに対し、Kirinチップを他のメーカーに販売する計画はないと語りました。

Ji氏は、KirinがHuaweiの知的財産であり、ライバルとの競争力を高めることができると説明しています。「HuaweiにとってKirinはビジネスではなく、ライバルのスマートフォンブランドに対して競争力を発揮する製品やテクノロジーそのものです」と説明しています。

KirinチップはHuaweiのHiSilicon部門が製造を担っています。Huaweiと同社のサブブランドであるHonorスマートフォンのほとんどがKirinチップを採用しています。 Huaweiは一部のデバイスでQualcommのチップを使用しており、同社のハイエンドおよびミッドレンジ端末はKirinプロセッサーを、エントリーレベルの端末はQualcommのプロセッサーを搭載しています。