もしAppleがiPhoneやiPadを投入しなければ、彼らがiOSアプリ向けに持っていた”壁に囲まれた庭”というアプローチはおそらくうまくいかなかったことでしょう。しかし実際のところ、開発者はアプリを開発することによって生み出されるお金があることを知っているわけで、彼らはApplesのルールに従うほか、選択肢はありません。

ただし、彼らはAppleが用意したルールに同意しているとはいえ、それを喜んで享受しているというわけではありません。少数の開発者グループが、最近開発者組合と呼ばれるものを作っています。彼らは団体として動くことで、AppleがApp Storeにいくつかの変更を加えてもらえるものと期待しているようです。

開発者が求めている変更の1つは、開発者がユーザーに対して無料トライアルを提供できるようにすることです。これはiOSユーザーでさえ求めているものなので、なぜAppleがその機能を提供しないのか、解せません。開発者らは 今年7月に迎えるApp Storeの10周年に際して、すくなくともApp Storeの無料トライアルを2019年7月まで許可するよう、Appleに要請しています。

なぜフリートライアルがリストの最初の議題であるのかという質問に対して、彼らは「無料トライアルは、重要な変化を生み出すために必要なモメンタムをスタートして集めるのに最適」と答えています。トライアルは、開発者はユーザーに対して自分の作品、力量を示し、価値を確立できるためです。iOS前夜のMac開発者は無料トライアルに大いに頼っており、優れたソフトウェアを作って生計を立てていました。

彼らはまた、「より合理的な収益削減」や他の開発者に対する友好的な変化について、Appleと対話したいとも語っています。Appleが実際に耳を傾けるのか現時点では不明です。

編集部が日本向けに翻訳編集したものです

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