Appleが「新しいウェアラブル製品をAR眼鏡の形で開発している」と噂している人がいます。それも数多く。ただ、もはやそれに関する質問は、「そのデバイスは、いつ発売されるのか?」ということだけです。残念ながら、Appleがどのような形で、ウェアラブルで、AR市場に挑戦するのか楽しみにしている人にとって、もう少し時間が必要なようです。

Loup Venturesのアナリスト、Gene Munster氏によれば、現時点でApple 2台目のウェアラブル端末「Apple Glasses」は2021年後半までお預けだということです。Munster氏は「AppleのARテーマは3つのフェーズで進展すると期待しています。この秋には、AR向けの先進光学技術(面発光半導体レーザーアレイ)を搭載したiPhone Xを中心に、2〜3台の新しいiPhoneが登場するはずです」と語っています。

2番目のフェーズでは、ARKitを使用して構築されたARアプリが、これらのiPhoneを起点に、ゲームや電子決済、教育を中心に、開発者にとってのゴールドラッシュになるようです。そして総仕上げとなるのが、2021年後半のApple Glasses、というわけです。

新製品が遅くなる見通しのワケは、何人かのAR専門家へのヒアリング調査で、「そのようなデバイスが主流となるのはまだ数年先」という意見が集まったためです。一般層にグラスが浸透するようになるには「デバイスに内蔵されたカメラが常に装着されることに対する否定的な認識が取り除かれなければ、困難」。専門家は、こうも語っています。

編集部が日本向けに翻訳編集したものです

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