Facebookは、Cambridge Analyticaがデータを不正に使用したスキャンダルによってさまざまな対応を迫られています。プライバシーポリシーの変更や、データ削除機能のリリースなどといったFacebook自身の対応だけでなく、他のSNSによる「#deleteFacebook」と呼ばれる運動も米国では起きたんです。

ただし、いくら周りがなんと言おうと、ユーザーによるFacebookの利用状況には大した影響を与えていないようです。新しい報道では、スキャンダルが絶えずニュースサイクルに入っていた時期に、Facebookの状態は明らかに上昇を示していたようですよ。

ゴールドマン・サックスのクライアントノートによれば、米国のFacebookユーザー数は前月比7%増の1億8,860万人(ComScore調査)となりました。これは4月に、Facebook社がCambridge Analytica社の件で嵐の真っ只中だった時期でした。さらに言えば、その期間中にFacebookに費やす時間が上昇したという報告もありましたよ。

多くの人が、Facebook史上最大の危機として、データの誤用スキャンダルを突きつけましたが、いくらFacebookの将来を不安視して話す人がいようとも、現実は「嵐を比較的無傷でやり過ごせた」という評価が妥当なようです。

また、ドイツ銀行の報告によれば、今年の第1四半期にFacebookが削除した50億以上の偽アカウントもまた、「ほとんど影響を与えない」ことが明らかになりました。この報告によると、期間中にすべての人口統計を対象とした広告ターゲットが増加しており、広告パフォーマンスもまた良好という状況です。

スキャンダルが最初に報じられたとき、Facebookの株価は下落しましたが現在は復調。彼らが言う様に、「終わりよければすべて良し」です。

編集部が日本向けに翻訳編集したものです

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