🎮 LEGO × 任天堂コラボ:オリジナル Game Boy を再現
このセットは “LEGO Nintendo Game Boy(型番 72046)” として、初代 Game Boy をほぼ 1:1 のスケールで再現したキットです。総ピース数は 421 個。立体感を持たせるディテールとして、可動するボタンやボリューム・コントラスト用のダイヤル、本体ロゴやスピーカーグリルなどもリアルに再現されています。 
また、パッケージには 換装可能なレンチキュラー画面パーツ(レンズ状で角度により絵が変わるスクリーン) や、見た目を演出する “カートリッジ風ブロック” が2枚 同梱されており、「スーパーマリオランド」「ゼルダ 夢をみる島」などのタイトルを模した映像演出が可能な構成です。 
ただし、この LEGO モデルはあくまで “ディスプレイ用オブジェクト” であり、実際にゲームを起動・プレイする機能は備えていません。ワイヤード誌では、プロモーション映像でゲームが動いているように見える演出が誤解を招いた点にも触れ、「ボタンは押せるが中身は動かない」旨が確認されています。 
📅 発売日・価格・状況
この LEGO Game Boy キットは 2025年10月1日から発売開始予定で、価格は米国価格で 59.99ドル。LEGO の公式ストアに加えて、レゴ・インサイダー会員先行予約も提供される予定です。 
ファンの反応も好意的で、懐かしさを感じさせるデザイン性と完成度への期待が広がっています。Reddit の LEGO コミュニティでも「手に取る価値あり」「細部の造形が凝っている」といった声が挙がっています。 
🔧 モッド例:LEGO を実際に動かす挑戦
この LEGO Game Boy モデルは公式仕様としては“非可動”ですが、愛好家の中には実際に動かす改造を試みた例も出始めています。オーストラリアのモディファイ愛好家 “Natalie the Nerd” 氏は、LEGO キットのケース内部に小型の実機回路(本物の Game Boy の CPU を使ったもの)を組み込み、実際にカートリッジを読ませて起動できるプロトタイプを作り上げたという報道もあります。 
ただしこの種の改造は非公式であり、設計の改変・ブロックの切削・電子部品の追加といったハードルが高く、元の LEGO 製品そのままの体験とは別次元のチャレンジと言えるでしょう。
✅ 総評:ノスタルジー × ビルド体験の融合
LEGO の Game Boy キットは、ただの玩具でもただの模型でもありません。ガジェット文化やゲーム史を愛する層に向けて、ノスタルジーとビルド体験を融合させた“作品”としての側面を強く持ちます。「動かないけれどリアルに感じる」設計は、ファン視点での満足を狙った戦略的製品と言えます。
ガジェット系メディア的には、「これを基にどこまで改造できるか」「DIY 回路との融合実験」「改造コミュニティの動向」が今後の注目ポイントになりそうです。視覚的完成度と改造可能性、その両方の意味で魅力あるプロダクトです。