Motorolaがインドで「Moto Pad 60 Neo」を正式発表しました。5G対応タブレットとしては国内最薄クラス(厚さ6.99mm)でありつつ、性能・機能を絞って価格を抑えたモデルです。日本円で約2~3万円台前半の価格帯(米ドル換算で約215ドル=プロモ価格なら約155ドル相当)での提供となり、学生やライトユーザーを主なターゲットとしています。

📐 主な仕様と特徴
•ディスプレイ は 11インチ IPS LCD、解像度は 2944 × 1840、リフレッシュレート 90Hz、ピーク輝度 500ニト。動画ストリーミングや軽めのゲーム、ドキュメント作業に適した表示性能。
•プロセッサ は MediaTek Dimensity 6300、メモリ 8GB、内蔵ストレージは 128GB。ストレージは microSD で最大 2TB まで拡張可能。5G(物理 SIM)、Bluetooth 5.2、Wi-Fi 5 に対応。
•オーディオとカメラ は、Dolby Atmos 対応のステレオスピーカー 4基搭載でマルチメディア体験を強化。リアカメラは 8MP、フロントカメラは 5MP。どちらも撮影目的というよりは日常的なビデオ通話やコンテンツ記録に向く性能。
•バッテリーと充電 は 7,040mAh の大容量で、20W の急速充電に対応。1日中持ち歩いても使いやすいバッテリーライフを目指しています。
•防塵・防滴性能 は IP52 相当。水しぶきや埃にある程度耐える設計ですが、水中での使用や高圧噴流は想定外。
•付属品と入力 には Moto Pen が含まれており、筆圧感度 4,096 レベル、傾き検知対応、電池式スタイラスです。手書きノートや軽めの描画用途にも利用可能。

⚙️ 利用シーンと強み・制約
強み
•薄さ・軽さ(480g)とスタイラス同梱という点で、携帯性と創作用途に優れています。勉強やメモ、デジタルノート用途で十分な性能を持ちます。
•5G 対応でモバイル通信が可能なため、Wi-Fi 環境が整っていない場所でも比較的自由に使える点が魅力。
•Android 15 がプリインストールされており、OSの最新機能を比較的早く体験できるというアドバンテージがあります。

制約
•リフレッシュレートは 90Hz であり、120Hz やより高速な描写を求めるユーザーには物足りない可能性があります。ゲーミング性能も高くはないことが想定されます。
•カメラ性能は「日常利用向け」であり、写真撮影や高画質動画撮影を主目的とするには限界があります。
•充電速度は 20W と「急速」とは言いつつも、近年の端末と比べると突出して速いわけではなく、充電時間がネックになるシーンもあるかもしれません。

💵 価格と市場展開
Moto Pad 60 Neo はインドでFlikpartを通じて販売されています。通常価格は約 ₹17,999(約 215ドル相当)、プロモーション期間中は約 ₹12,999(約 155ドル相当)での提供でした。現在のところ、インド以外でのグローバル展開は公式には発表されていません。

✅ 総括:コスパ重視派におすすめのエントリー5Gタブレット
Moto Pad 60 Neo は、「薄さ・ペン対応・5G・十分な画面サイズ」といった要素を兼ね備えながら、価格を抑えて提供されている点で競争力の高いモデルです。学生やクリエイティブな軽作業をしたい人に、ライトノート用途のタブレットとして良い選択肢となるでしょう。