北米(そして世界中)で水不足がますます差し迫った問題になる中、Spout Venturesが希望の光として浮上しています。同社は、大気水生成装置や、周囲の空気の湿度から飲料水を凝縮する画期的な機械の設計を専門としています。
そして今回、カウンターの天板に簡単に収まる、幅8.5インチ、奥行き19インチ、高さ15インチというコンパクトな発電機が、同社初の消費者向け製品として発売されました。
標準的なコンセントからの電源で簡単に操作出来るこの装置は、最小限の材料だけで毎日最大約9.5Lの水を生成することが出来ます。驚くべきことに、世界中の住宅の約80%がこの革新的な製品の恩恵を受けるのに十分な湿度の高い気候の場所に住んでいる、とSpoutは説明しています。
共同創設者のReuben Vollmer氏は、干ばつに見舞われたカリフォルニアにある両親のオリーブ農園から、大気中の水を利用するというインスピレーションを得ました。彼は犬の散歩中にオリーブの皮に露がついているのに気付き、水資源へのアクセスに関する問題を解決する探求を始めました。当初の挫折にもめげず、Vollmer氏は2014年に大気水生成装置を開発するためにDewGoodを設立しました。
彼らのテクノロジーに対する世界中からの圧倒的な需要が、彼の意欲を刺激しました。2019年、Vollmer氏はTyler Breton氏と提携してSpoutを設立し、より小型で手頃な価格で、より静かなデバイスを作成することに力を注ぎました。Spoutのシステムは、粘土、加熱コイル、結露を利用してアルカリ化水を生成し、紫外線がそれを保護します。
Bould Designと協力して、Spoutは商業ユニットを599ドルで発売することに成功しました(そして同社は、購入者はフィルターの交換に年間100ドルを追加で費やすことになると推定しています)。現在、399ドル(99ドルのデポジット)で販売されており、2023年7月より順次発送が開始される予定となっています。詳しい情報は、公式サイトをご覧下さい。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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