AppleのM1シリーズはあらゆるレビューで絶賛されており、AppleがIntel依存から脱却したのは正しい選択だったと評価する人もいます。しかし、M1チップセットに関わってきた重要なエンジニアであるJeff Cilcox氏がAppleを離れてIntelへ移籍したことから、Intelはすぐに追いつくための準備が出来るかもしれません。
これは、Wilcox氏のLinkedinのページによるもので、”Intel Fellow”としてIntelで新しい役職に就き、Design Engineering GroupのCTOに就任する予定です。Wilcox氏はこれまで、AppleでMac Systems Architectureのディレクターを約8年間務めてきました。
彼は、システムアーキテクチャやシグナルインテグリティ、パワーインテグリティの監修に関わり、Apple Siliconへの移行にも一役買いました。IntelがWilcoxを引き抜いたように聞こえるかもしれませんが、Appleで勤務する以前に、Wilcox氏はIntelで働いており、NVIDIAにも少しの間務めていました。
Wilcox氏の退社が、Apple Siliconの今後の開発に悪い影響を与えるかどうかはまだわかりませんが、おそらくAppleは既にその対策を立てているでしょう。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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