Netflixのゲームが遂にモバイル向けに展開されたという話を最近聞いたことがある方もいると思いますが、今のところそれはAndroid限定のようです。同社は、iOS版も間もなく登場する予定だと述べていますが、iOS向けの展開が遅れているのはAppleの規則が原因になっている可能性がありそうです。
開発者のSteve Moser氏によると、彼はアプリ内にいくつかのコードを発見しており、その後それをBloombergに提供したことで、Mark Gurman氏のニュースレター Power Onに掲載されました。どうやら、Appleの規則に従うために、Netflixはそれぞれのゲーム作品をAppleのApp Store内で個別にリリースすることを計画しているようです。
ユーザーは、有効なサブスクリプションが登録されているかを認証するためにNetflixアカウントを利用してサインインする必要がありますが、それは当然のことです。ご存知無い方もいるでしょうが、AppleはStadiaやGeForce Nowのようなゲームストリーミングサービスに対してルールを設けており、Appleがそれぞれを審査出来るようにストリーミング可能なゲームを個別のタイトルとしてApp Storeに登録することを求めています。
これは非常に面倒な規約であり、他社はSafari経由でストリーミングするという回避策を見つけましたが、Netflixはそれに準拠する予定のようです。同社は、サービス開始段階で5つのゲームを用意しており、数は多くないのでそれほどの手間にはならないでしょう。これらのゲームがいつプレイ可能になる予定なのかは不明ですので、Netflixに登録しているiOSユーザでゲームをプレイしてみたい方はもう少し待つ必要がありそうです。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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