Nintendo Switchが発売されてから数年後、ユーザーたちはJoy-Conで”ドリフト問題”が起きていることに気付き始めました。これは基本的に、Joy-Conがゲーム中に勝手に動き出し、プレイヤーの意図していない動作を引き起こすというものです。
任天堂の社長は、その後この問題についてお詫びしていますが、同社は実際に問題を解決するつもりなのでしょうか?同社は、それが完全には避けることが出来ない問題だと考えているようです。
任天堂のハードウェア開発を担当する技術開発本部長の塩田興氏は、Nintendo Switchの有機ELモデルに関するQ&Aの中で、ドリフト問題は自動車の稼働に伴うタイヤの摩耗に似たようなものであると述べています。
しかし、これは任天堂が何の対処もしていないということではありません。塩田氏は次のように述べています。「信頼性試験自体も改良し、その新しい試験をクリアするよう、耐久性を向上させるための改良を加え続けました。」「例えば車のタイヤは地面に接触して摩耗しながら進みますが、それと同じように摩耗する前提で、それでもいかにして耐久性を上げるか、そして耐久性を上げるだけでなく、操作感と耐久性をどう両立させるかに、継続してチャレンジしています。」
また、そのQ&Aの中で、任天堂はその問題に関する調査を実施し、耐摩耗性と耐久性の改良を何度も重ねてきたと述べているので、今後その問題が無くなることを願っています。
今年初めに投稿されたYouTubeの動画では、小さな紙のかけらをJoy-Con内部に差し込むことで問題が軽減される可能性があると言われていましたが、試す場合にはもちろん自己責任で行って下さい。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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