Appleが、iOS 14.5で新しいバッテリーリキャリブレーションツールを導入する予定だということが最近発見されました。この機能は、最大容量とピークパフォーマンス性能といったiPhoneのバッテリーの状態を正常化、再調整します。そして今回、iOS 14.5のベータテストに参加している複数のユーザーが、良い結果を確認しています。

現在のところ、この機能が使えるのはiPhone 11シリーズに限られているため、それらの報告はiPhone 11シリーズのユーザーのみから提供されているという点には注意が必要です。ただ、報告の大部分に基づけば、再調整後にバッテリーの状態が改善したことを確認しているユーザーがいます。

一部のユーザーは、その機能を有効にする前は最大容量が86%だったのに対して、再調整後はそれが90%まで跳ね上がったと報告しており、それ以上の数値も報告されています。しかし、別のユーザーからは、再調整後に実際は最大容量が低下したという報告があがっているので、必ずしも改善するというわけではなさそうです。

この再調整機能が、以前ユーザーから報告されたバッテリー状態の数値がおかしいというバグに対処する為に用意されたということを指摘しておかなければなりません。これは、魔法のようにバッテリー状態を改善するものではなく、バッテリーを交換する時期なのか、まだ使用可能なのかという情報をより正確にユーザーに提供する為に役立てられる機能です。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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