多くのノートパソコンは液晶ディスプレイを搭載しています。その理由のひとつとしてはOLEDのコストが高く、無理に移行する必要がないというのが挙げられます。OLEDはスマートフォンでは採用事例が増えていますが、スマホに比べてサイズが大きいパソコンでは必然的にコストが大きくなります。しかしそんな中でも、一部のメーカーは移行していくことを決めたようです。

MSIは、世界で初めてmini LEDディスプレイを搭載したノートパソコンを発表しました。このノートは17インチで4K解像度、そしてmini LEDを採用しているため、とても解像度が高く、豊富な色表現が可能になっています。

mini LEDは、スマホに採用されているOLEDパネルのようなマイクロLEDとは対照的に、液晶技術の限界を引き上げる技術です。これにより、画面の一部のバックライトを選択的にオフにできるので、より深いコントラスト表現ができるようになります。

この技術はハイエンドの液晶テレビにも見られますが、これをそのままノートに移植するとかさばってしまいます。mini LEDを採用することで、薄く軽いまま同じ技術を実現したということです。

ノートパソコンのスペックは、Intel Core-i7 10875H、16~32GB RAM、最大2TBのNVMeストレージ、NVIDIA RTX2060もしくはRTX2080 Super Max-Qといったところ。価格は約1800ドルからで、構成次第で値段は上がります。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

原文はこちら