レノボの折りたたみできるThinkPadの正式な製品名は「ThinkPad X1 Fold」になりました。レノボによると発売時期は「2020年半ば」で、価格は構成にもよりますか2499ドル以上になるようです。
レノボはこれまでにも多くの試作品を作ってきましたが、最終的なデザインは初期モデルの魂が残っています。Galaxy Foldに見られるような、折りたたみ式スクリーンのメリットをノートパソコンの世界に広く反映したものです。
本体サイズは折りたたむことで縮小できますが、広げた場合のサイズは13.3インチで他のノートPCと変わりません。そのため、ノートPCの新たな進化を促す使い方を生み出すことができるでしょう。
これが「常時接続」のPCであるという事実もまた、重要な要素です。なぜなら、スマートフォンと同じように、開いたときにコンピュータがネットに接続するまでの時間がずっと短くなるからです。
この機能は通常、Qualcommの8cxプラットフォームで実現していますが、今回はIntelチップを採用しています。パフォーマンスのレベルは明らかになりませんが、15W TDPの第10世代Core i5/i7よりも遅いと推測できるものの、そこそこのパフォーマンスは期待できます。
これらの必要な要素はすべて、折りたたみフォームファクタをサポートするWindowsアップデートとともに真夏に提供されるでしょう。詳細な時期は追って出てくるはずです。
レノボによると、ThinkPad X1 Foldには主に3つの使い方があるといいます。まずは13.3インチの画面を開いた使い方。次に、ノートPCのように折りたたんで画面の半分に仮想キーボードを表示することで、あたかもノートPCのように使うこともできます。そして、画面の半分を隠す物理キーボードを使ったスタイルも可能です。
もちろん、本のように部分的に折りたたんで使うこともできますし、Kindleアプリはすでにデュアルページモードが搭載されているため、現状のままですぐにでも使えるでしょう。
また、既存のアプリに対してある程度透明性をもたせるべきですが、もしアプリ開発者が新しいインターフェースを作る際に折りたたみを考慮し始めたら、フォームファクターはさらに輝きを増すでしょう。
ThinkPadシリーズなので、厳しい耐久性を満たす必要があります。フレキシブルスクリーンは信頼性が低く頑丈ではないと疑問に思う読者も多いでしょうが、ディスプレイのOEMパートナーであるLG Displayと画面の耐久性をテストするために懸命に努力したようです。このため、ThinkPad X1 Foldは、他のThinkPadラップトップと同じテストに合格しています。
私たちはこのラップトップが実際に使えるのを楽しみにしており、Windowsがそのフォームファクターをサポートするためにどのように変化するのか興味深いです。Windowsの仮想キーボードを使うと、アプリやコンテンツが見えなくなる傾向は、しばらく前から問題になっていたものですから。
スペック
OS:Windows10X
ディスプレイ:13.3インチフレキシブルOLED(2048×1536、300ニット)DCI-P3 95% タッチ対応
CPU:Intel Coreプロセッサー (Intel Hybrid Technology、8GB LPDDR4X搭載)
ストレージ:最大1TB PCIe-NVMe M.2 SSD
バッテリー:50Whr
ポート:USB TypeC Gen1(DisplayPort)×1、USB TypeC Gen2×1、SIMカード×1
ネットワーク:802.11 AX、LTE CAT20、Bluetooth 5.0
サイズ:展開時236.0 x 299.4 x 7.8mm、カバーなし(カバー付は11.5mm)。折りたたみ時158.2 x 236.0 x 27.8mm (カバー付)
重さ:999g/2.2ポンド
付属品:Lenovo折りたたみミニキーボード、アクティブペン
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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