数日前、マイクロソフトはWindows用のブラウザーにChromeベースを採用するとのレポートがありましたが、同社はWebブラウザーにChromiumのオープンソースプロジェクトを採用すると正式に発表しました。つまり、マイクロソフトのブラウザーは、Chromeが使用するのと同じWebレンダリングエンジンを使用することになります。同社は、Chromiumプロジェクトに大きく貢献し、このエンジンをベースにする他のブラウザも改善すると語っています。

Windows担当バイスプレジデントのJoe Belfiore氏は次のように述べています。「Microsoft Edge(およびその他のブラウザ)を使用するユーザーは、すべてのWebサイトとの互換性が増し、あらゆるWindowsデバイスで最良のバッテリ寿命とハードウェアの統合を実現します」。

この変更は、マイクロソフトがEdgeブランドのブラウザーの内部を一掃するものではありません。Belfiore氏によると、この技術刷新は来年かそれ以降にかけて作り直す予定だといいます。オープンソースプロジェクトの一部となっているため、興味を持つ人はプロジェクトをフォローできます。

同氏は、サポートされているすべてのバージョンのWindowsに対し、より頻繁にEdgeのアップデートを提供できるようになるとも言及しています。マイクロソフトは、Chromiumベースになることで、EdgeがMacOSのようなプラットフォームにも対応できるとしています。これがいつ実現するかは正確には言えませんが、2019年に“上陸”する可能性はありそうです。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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